歯周病が進行しても虫歯のように歯に穴があくわけではありません

歯の周りには歯肉と骨がありますが、歯垢や歯石がついた歯を放っておくと、歯の周りの歯肉が炎症を起し、次第に歯を支えている骨まで減ってしまいます。 骨の支えを失った歯はやがてグラグラしはじめます。これが歯周病です。 歯周病の大きな特徴は、ほとんど痛みが無いことです。そのため、放置しまいがちです。患者様ご自身が歯周病を気にして歯科医院を来院するときには、すでにかなり歯周病が進行してしまっていることが多いです

口腔内カメラ

歯周病の進行

歯周病に限りませんが、歯周病は悪化すると非常に恐い病気です。歯周病の進行段階は、下の図のように、大きく分けて「歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎」という四段階に分けられます。歯周病の原因はプラークですので、歯周病の重症度によらず、日々の歯磨き(ブラッシング)が最も重要な治療となります。

 

軽度歯周炎で歯石が沈着している場合は、専用の機械・器具を使って歯石を除去します。中等度以上の進行したケースでは、深いポケット内にある歯石が取り切れないことがあるため、歯周外科が必要となることもあります。重度歯周炎であれば、抜歯せざるをえない時もあります。

マイクロモーター

スケーリング

スケーリングとは歯に付着したプラークや歯石を除去する治療です。歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したもので、表面は粗造でプラークが更に付着しやすいような構造をしており、歯に強固に付着しています。スケーリングでは主に、超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除き、歯の表面をつるつるの状態にし、プラークが付着しにくい状態にします。

 

SRP

長期間、歯医者さんで歯石をとっておらず、歯石が多くついている状態になると歯と歯ぐきの境目の溝が4-6mmと深い状態になってしまいます。この状態になると歯石が歯肉の中にまで付着してしまっているため、麻酔(表面麻酔、局所麻酔)などを用いて、歯石を除去して歯の根元をきれいにするSRPという処置が必要になります。この処置によって、ポケットが深い状態を改善することができます。

 

深いポケットを放置すれば、その部分の歯周病は進行してしまいますので、しっかり歯石を除去することが大切です。SRPは、歯周病治療に関するトレーニングを積んだ歯科衛生士の協力が必要になってきます。外科処置をしなくてもこの部分の治療がきちんとできていれば、歯の延命につなげることができます。

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