更に、歯周病を要因として内臓疾患の悪化など二次病変の危険性ももっています

現代人が歯を失う要因を大別すると、歯周病が5割、虫歯が4割、その他(事故・矯正時の抜歯など)が1割となっています。歯周病は年齢とともに静かに進行し、放っておくと自然に歯が抜ける疾患です。昔は、歯周病の適切な治療法はなく、年を取ると歯が抜けるのは当然と思われていました。しかし、最近では歯周病の原因と対策が明らかになり、治療法も著しく進歩しています。従って、歯周病が進行しきってしまう前に適切な処置、メンテナンス行うことで一生自分の歯を守ることも出来るのです。

歯科用ユニット

歯周病とは?

一昔前は「歯槽膿漏」と呼ばれていました。歯槽とは、歯の根っこが収まっている歯槽骨で囲まれた部分です。その部分から膿が出てくる状態を表しているのですが、「歯槽膿漏」は現在では歯周病の一部のケースと分類されています。虫歯が「歯そのものが破壊される」のに対して、歯周病は「歯の土台が破壊される」病気なのです。

 

「歯周ポケット」とは、歯と歯茎の間にプラークがたまることで歯茎がはれ、隙間が大きくなって形成されます。「歯周ポケット」は「歯周病原菌」が繁殖するのに非常に適しており、放っておくと歯茎の下にある歯槽骨を溶かしまいます。しかし、「歯周病原菌」が増殖していても、痛みなどの自覚症状は少なく、静かにゆるやかに進行していきます。

そして、気づいた頃には恐ろしく進行しており、歯を失う危険をもっているのが歯周病の特徴です。更に、歯周病を要因として内臓疾患の悪化など二次病変の危険性ももっています。

ハンドスケーラー

スケーリング

「スケーラー」と呼ばれる特殊な器具を使って、歯磨きだけでは取り除けなかったプラークや、歯石も落としていきます。歯茎の下の見えない歯石も、このやり方で除去していきます。また、歯石除去の際に出血を伴う場合がありますが、これは歯石の付着した部分の歯茎が炎症を起こしているためです。歯石を除去していけば、歯茎の出血もなくなっていきます。スケーリングは歯周病の基本的な治療方法であり、予防にも効果を発揮します。

 

ルートプレーニング

ルートプレーニングとは、スケーリングで除去しきれない歯の根っこの部分の歯石を除去する治療法です。プレーニングとは“平らにする”ということを意味していて、歯の根っこの部分を平らにさせることを目的としています。根っこが凹凸だと、細菌感染の原因になるからです。しかし、歯周病が重度になってくると、歯周ポケットも深くなり、特殊な器具が歯石除去の際に届かなくなり、歯石除去が行えません。また、「スケーリング」や「ルートプレーニング」で症状が改善されない場合は、外科治療を施します。

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